介護保険適用外のサービスとは

介護保険適用外のサービスには、自治体が行うものと民間が行うものがあります。それぞれを公的介護保険サービスと併用することにより、より質の高い介護サービスを受けることが可能になります。

各自治体によって異なりますが、自治体が行うサービスには次のようなものがあります。

まず、食事作りが難しい家庭に昼食や夕食を届ける配食サービスです。これは全国の自治体で実施されており、栄養ある食の確保を図るために役立つサービスといえます。

その他には、家事や買い物を行う有償の家事援助、自宅から病院への送迎、さらには住居内に手すりの設置やバリアフリーへの改修費用を助成するといった制度もあります。これは自宅内での事故を防ぐためには必要な取り組みといえるでしょう。

これらのサービスの他にも、紙おむつの給付や購入費の援助など、細かいサポートもあるため、自治体に問い合わせることが大切です。

一方、民間が行うサービスには、業者が届ける配食サービスがあります。嚥下食・減塩食などその人に合ったメニューを作ってくれる場合もあり、体のことを考えた食事を頼むことが可能です。

また、家事代行サービスで、掃除、洗濯、買い物などを頼むことも出来ますが、これは事情に合わせて定期的にも単発でも依頼可能なので、必要な時に頼むことができます。

その他、民間では移送サービスもあります。病院や買い物、さらには観光などでも利用することが可能です。高齢者向けのサービスの種類は、年々増加しています。少しでも快適な老後を送りたいのなら、保険適用外のサービスの概要をきちんと理解して、上手に活用しましょう。